サバイバルキャンプ

ずいぶん前から長女に「サバイバルキャンプ」に行こうと言われており、ようやく行ってきました、南ア某所。

 

サバイバルキャンプなんで、米と調味料だけ持っていき、後は現地で調達というスタイル。

テンカラで岩魚を釣り、後は適当に山菜をとる。キノコは僕がわからないので手をださない(^^; 出せない。

 

しょっぱなから苦戦しました。

簡単に行けると思っていた場所に行くまでにいやらしいトラバースやガレ場があり、いきなりやたら時間だけロス。

こんなんならザイル持ってきておけば良かったと少し反省。

なんとか子供が頑張ってくれたものの、釣り時間はわずかになってしまう。

更に風も強く、子供がテンカラ竿を振るには厳しいコンディションです。

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イワナのフルコースにしようと思っていたのに、テンカラで調達出来たのはわずかなイワナのみ。

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仕方がないので、季節外れのヨモギやフキを採取して、いざ夜ご飯。

ろくな写真がないですが、長女のアイデアでかなり満足できる食事になりました(^^

 

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ムニエル フキとヨモギのオリーブオイル味噌炒めがけ

 

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フキとヨモギのオリーブオイル味噌炒めは御飯にのっけても美味い!

 

我が家ではいまハーブソルトが大流行りしているのですが、今回も大活躍。日本のハーブ?ヨモギとのツートップで美味しい食卓となりました。

 

普段はテンカラで釣った魚を食べることはないのですが、改めて美味しかった。

自分の仕事に「皆が家族分くらいは持ち帰っても魚が減らない川を作る」という目標が新たに設定されました笑

 

「また行こう」と言っていましたが、大人になっても覚えているのかな?

怪しいな。

 

 

名倉川漁協 snowpeak[住箱] 設置!

先週、名倉川漁協様と進めていたsnowpeak「住箱」プロジェクトが遂に開始されました。

段戸川C&R区間に設置された「住箱」なかなか良い感じです。

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窓を開くと、そこがテラスとして利用可能!

 

ポイントは窓からの景色。段戸川の渓流が窓から切り取られたように見えます。

ただ漠然と見るのではなく、窓という四角い枠で切られるとこんなに変わるんですね、と感心しました。紅葉で木々の葉が落ちると更に良い景色になるでしょう(^^

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窓から見た段戸川

 

内装はまだ未完成ですが、こんな感じ。

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内装(未完成)

 

より多くの方に利用して頂けるよう、今後サービス形態を検討していくわけですが、これで来年はより魅力的な段戸川C&R区間になるはず!

今から楽しみです。

 

最初のお披露目は9/28(土)のイベントになります。

http://naguragawagyo.blogspot.com/2019/08/928-snowpeak.html

 

 

愛知川漁協 鮎ルアー講習会

少し前の話になりますが、滋賀の愛知川漁協様とカツイチ様、パームス様、ClearWaterProjectで鮎ルアー講習会(8/27,28)を実施しました。

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講習の様子

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愛知川本流に散らばり、皆さんルアーで釣ります

 

愛知川漁協はいつも色々とお手伝いさせて頂いており、組合長始め役員の方々がとても熱心な漁協さんです。

同一水系の愛知川"上流"漁協さんと比較すると管理河川も少なく、愛知川本流もダム下流は濁りに苦労しています。

しかし"人"が良ければ何とかなるはずで、今も毎年良くなっていますが、今後に多いに期待できる漁場を作ってくれるはず。

 

今回は1年前から組合長と話をしていた鮎ルアー講習会。愛知川漁協では"全面的"に鮎ルアーをOKとしており、気兼ねなく鮎ルアーで遊べます。

鮎は敷居が高い!という今の風潮に、軽快な鮎ルアーのタックルで「夕方一時間だけちょい釣り、5匹GET!」くらいのノリが広がればと思います。

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6mの短い鮎竿にリアユで釣る

 

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ルアー竿にエスケードで釣る

友釣りはとても面白いけど、友釣りだけしか釣法がないという現在の状況はやはりおかしい。友釣りじゃなくても鮎は釣れるし、釣法の幅を広げることで、もっとたくさんの人が気軽に鮎を楽しめるようになるはず。

普段、渓流魚をメインで釣っていると、「食べれる」というそれだけのことでもとても新鮮で魅力的(^^

 

講習会自体も有意義でしたが、個人的には組合長、カツイチ 中川さん、パームス 飯田さんとの夜の懇親会が楽しかった。

大いに笑い、諸先輩方からたくさんの刺激を頂きました。

 

こういう繋がりを頂けるのは本当に有難いものです。

 

台高 堂倉谷 沢登り・・・

8月後半、北又谷に源流釣行に行くつもりが、どうにも天気が悪い。

行動日のうち1日雨程度なら行くつもりが、北陸は全て雨予報ばかり。

 

どうにもなりそうにないので、天気が何とか持ちそうな台高 堂倉谷へ。

一応、源流釣行のつもりで行ってきた(^^;

 

堂倉谷へは初めて行ったが、噂に違わず良い谷でした。

入るなりこんな滝がドーンと出てくる。

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その後も数えるのもめんどうなくらい滝は続いていきます。

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どれも豊富な水量で、たたえる水はエメラルドグリーン。 

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下流部の滝を終われば、巨岩エリアがあったり、ゆるーいトロ場があったりと本当に「堂倉谷には沢の全てがある」と言われるのもうなづける。
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一応?釣りもしましたよ。源流釣行のつもりですから。

そして、アマゴもちゃんといました。

ただ、そんなにつり人が入っているとは思えないのに、めちゃくちゃ毛鉤を見切ります。

堂倉アマゴは見切りの達人です。

人気河川のC&R区間の魚より、よほど見切る。

何で何だろうなー、完敗です。

↓順不同ですが、滝壺で釣っている写真。

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仕方ないので、沢登りに専念。

しかも釣りしながらゆっくり行ったので、2日目の晩からは堂倉谷も雨。

夜中の2時には増水の危険性から真夜中のテン場移動もしました(^^;

 

それでも最終日の3日目は上部の連爆帯を巻かずに登り、とても楽しかった。

こんな感じ。

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またもや順番テレコだけど、その2段下くらいの滝だったっけ?

落ち口付近の赤と黄色の豆粒のようなのが登っている自分。

プロテクションはほぼナッツでとれて、一ヶ所だけフレンズを使った。

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充実の滝登りを終えて、尾鷲辻から大台ヶ原ビジターセンターまでの道では、色んな道が水路のように。

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しかし、釣るためにあれだけ歩いて登ったのになー笑

ただ、K林君はリードもしたし沢泊の慣れなんかも考えると、北又谷への良いトレーニングにはなったはず。

沢登りとしてはとても充実していたし。

 

うーむ、来年こそは北又谷に行こう。釣ろう。

 

鈴鹿 ホタガ谷 沢登り

今年の夏は動画撮影で黒部・北又谷に行く予定のため、超久しぶりに登攀系の沢登へ。

北又谷主役のK林君がトレーニング用にとチョイスした鈴鹿・ホタガ谷に行ってきた。

 

ここは鈴鹿にしては難し目の沢で3本の核心となる滝があるとのこと。

そのうち、僕が最初の2本をリードし、K林君が3本目をリード。

久しぶりの登攀系沢で、適度な緊張感があり楽しめました。

 

これは1本目。

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次に2本目。

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2段になっており、上段が非常に脆い岩でやりにくかった。

 

3本の核心以外にも小滝が多く、良いトレーニングになりました。

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大安まで高速が延びたことで、名古屋から1時間で行けるんで手頃です。

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しかし、やっぱりアマゴが気になる(^^;

途中、ついつい潜って見てしまい、沢登に来たのに進みが遅かったです。

 

ともあれ、北又谷に向けて良い準備になりました。

次のトレーニングは池郷川という話。

 

 

 

 

【完了】渓流テンカラの穂先を変えるvol3

穂先変更テスト、完了しました。

色々試してみた結果、

  • アワセを今までより強くする
  • 鉤を変更する

の2点でほぼ問題ないバラシ率となりました。

鉤は今話題のコチラ。

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VARIVAS フライフック 2430V-WBL

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VARIVAS フライフック 2430V-WBL 毛鉤

バラシ率が少ないのはもちろんのこと、鉤のフォルムがいいです。

とても美しい。

機能美がにじみ出ていると勝手に悦に浸るのは僕だけでしょうか(^^;

 

この鉤を使って、最近は色んな川に行って試しています。

福井の奥越漁協管轄 石徹白川、岐阜の中津川、愛知の段戸川等々。

 

どこの川でもロングラインの2号を使い、離れた距離からラインを竿先でつって自然に流すとパクっと出てくる。

メインを1歳半のイワナで、たくさんのアタリをばらさないか試させてもらった。

上々です。

これで、これからのシーズンを自信をもってやれそう(^^)

 

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中津川の渓相

 

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テストにお付き合い頂いたイワナ

 

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この個体の色は薄いけど、お腹オレンジタイプのイワナが多かった

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可愛いですね、イワナ

 

【当日のタックル】

# 竿:渓流テンカラ(穂先のみカーボンソリッドに付け替え)

# ライン:与一2.0号 6.0m

# ハリス:0.4-0.6号 0.7m程度

 

2019年4月27日 段戸川C&R区間開設イベント

2年以上前から、名倉川漁協の方々を中心に、石垣先生始めたくさんのテンカラの諸先輩方と協力して進めてきた段戸川C&R区間/段戸川倶楽部の設立が、2019/4/27の開設イベントで一区切りしました。

私は事務局として動いてきたのでホっと一安心です。

今は渓相/魚影の濃さともに良い状態(ただし成魚放流)ですが、これから更に良いエリアつまり「発眼卵や自然繁殖から成長した美しいアマゴだけが釣れる川」にしていくために関係者の皆様と協力して邁進していきます。

 

以下はつり人7月号にも掲載されている当日レポートの原文です。

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つり人の掲載レポートは少し短いバージョンなんで、こちらの原文の方が長いです。

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2019年GW初日、愛知県2019シーズンにオープンしたばかりの段戸川C&R区間で開設イベントがおこなわれた。

段戸川は豊田市中心部から車で45分ほど東に位置しており、名古屋市からでも高速を利用すれば1時間程度で行ける距離である。

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段戸川の渓相

 

愛知・三重の釣り人は有望な渓流がないことから、岐阜や長野まで遠征することが多かったのだが、このエリアで「名古屋から1時間で行ける場所に1日10匹のアマゴが釣れる川を!」ということを目標に、2年前から発眼卵放流等の取り組みを始め、ようやく実現したものである。

 

新緑が萌え出始め、鳥達のなき声が日に日に大きくなるこの季節、C&R区間のお披露目と段戸川倶楽部(後述)の紹介を目的に開設イベントが開かれた。

遠くは横浜、長野から総勢35人の釣り人が集まった。

開設イベントは①テンカラ講習 ②源流釣行のためのザイルワーク講習 ③釣り大会の3つのコンテンツが用意され、参加者それぞれが希望する内容にエントリーする。

 

①テンカラ講習は、テンカラ大王の名で親しまれる石垣尚男氏と仲間の熟練テンカラ師3名による手厚い内容である。

テンカラが初めての人、ある程度やっているが独自のやり方で今一つ悩んでいる人にとって、今回のように実釣しながら熟練者からポイントを聞ける機会は非常に貴重である。

内容は簡単な説明、キャスティング練習から始まり、実釣指導では参加者2-3人に1人の講師という恵まれたサポート体制で、ポイントの見方や毛鉤の流し方、アワセのタイミング等をそれぞれのレベルに応じて学ぶことが出来たはずだ。

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②ザイルワーク講習は、源流釣行を見据え、道具の説明、リード/フォロークライミング、懸垂下降と一通りの内容を実施するが、特に懸垂下降に重点を置いて講習をおこなった。

沢の横に登山道や杣道がある場合はよいが、同ルートを下降する場合、登りよりも下る方が難しい場合が多い。

参加者は2m程度の懸垂下降から始め、徐々に斜度と高さを上げ、最後は8m程度の急斜面を降りた。

なかなか1回の講習で全てを出来るようになることは難しいが、1度でも実体験をすると本を読んでも頭に入り方が違うので役立つだろう。

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③釣り大会は釣法不問、自己申告のゆるーいものである。たくさんの人に段戸川C&R区間の美しい渓相を見てほしい、アマゴの魚影を感じてほしいのだ。

ゆるくとも商品は猪や鹿といったジビエのスペアリブやロース肉など!

当日は4月というのに東北では雪も降るという寒波が下りた日だったため活性がかなり低く厳しい状況だったが、皆思い思いのポイントに散らばり、楽しんで頂いた。

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午前で全コンテンツを終了後、ジビエ焼肉ランチ、全員参加によるバザーを挟み(収入はC&R区間へのアマゴ放流費用となる)、段戸川C&R区間の目指すもの、段戸川倶楽部の説明である。

この段戸川C&R区間では、段戸川倶楽部という釣り人組織が非常に重要な役目を果たしている。

 

何故重要なのか?ということについては、内水面漁協のおかれている状況から説明する必要がある。

多くの釣り人は「昔はもっと魚がいた。自分達は遊漁料を払っているのだから、漁協はもっと釣れるよう川の管理をしてほしい」と考えているはずだ。

 

確かに漁協は漁業法の規定により第5種共同漁業権の免許をうけ、アマゴなどの対象魚種について増殖義務が課せられている。

 

昔は良かった。漁協がある地域にも若者含めた動ける人がたくさんいて、地域で生活がとじられていたこともあり、放流等の漁協活動をおこなう時間もあった。更にダムや堰堤なども少なく魚も増えやすい環境にあった。

 

しかし、現在はどうだろう。

地域は過疎化である。地域に動ける人はおらず、漁協活動どころではない。多くのダムや堰堤が作られ、河川環境も悪化しており、魚も増えにくい状況だ。

 

漁協では組合員が時間の合間をぬって放流等の漁協活動をおこなっている。

多くの釣り人は「内水面漁協組合員が本業ではなく、通常別に本業をもち、土日等の空いた時間で漁協活動をやらねばならない状況」も知らないかもしれない。

更に言うと、役員でも報酬は10万/年程度が多く、数10日/年の業務が発生し、これらはボランティア活動のようなものである。

 

ご存知のように監視まできっちりやれる体力のある漁協の数はかなり少ない。

段戸川C&R区間を苦労して設立した名倉川漁協も例外ではない。

 

このような状況で設立されたのが段戸川倶楽部である。

釣り人もこのまま日本の河川でどんどん魚が釣れなくなるのは避けたい、たくさん釣れる良い川が増えてほしいのだ。この点は漁協と利害が一致する。

そこで、漁協側が正式にHPで監視活動に協力してくれる釣り人を募集し、それに釣り人が応じて出来た組織が「段戸川倶楽部」である。

(有志ではなく、正式に組織化されているところがポイント)

 

漁協組合員が監視のためだけに、早朝から日暮れまで川を見てまわるのは他に本職がある状況ではかなり厳しいが、釣り人であれば、自分も釣りをする際についでに監視もすればよい。その数が30人でもいれば、月に延べ30日の監視業務を出来ることになる。

是非このC&R区間を密漁から守り、皆が喜ぶ釣り場を作るサポートをして頂けると有難い。

 

と、このような説明を当日もおこなったところ、新規に7名の人が段戸川倶楽部への参加を申し込んでくれた。

 

2019年5月1日現在、段戸川倶楽部は27名の会員で運営している。

会員が釣行時には、自分が楽しんで釣ると同時に、キープ目的で釣っている人がいないか等を監視し、結果をメーリングリストに流している。

倶楽部の活動のおかげで、段戸川C&R区間は密漁も少ない状態で運営出来ている。

 

段戸川倶楽部の活動が、漁協と釣り人の新しいモデルになるのか?今後の状況に注目してほしい。

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当日の写真を適当に貼り付け。

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当日参加した段戸川倶楽部メンバー集合写真

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渓流荘でのジビエ焼肉ランチ

 

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