年に数回しか更新しないブログです(^^;
さてさて、現在2つの新しい取り組みを開始しているので、メモ。
一つはお世話になっている寒狭川中部漁協様の巴川そばにキャンプ場と管理釣り場を作ること、もう一つは天然鮎を流通させ漁協にお金がまわる仕組みを作ること。
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なぜにClearWaterProjectがキャンプ場を作るかというと、アウトドアブームだから、ではないですね(^^;
主に2つの理由があります。
一つ目、ユーザー数が圧倒的に多いキャンプ層から、友釣りやテンカラをはじめとした渓流釣りに興味を持ってもらい、流入させるモデルを作りたい。
今のように少ないパイを各漁協で取り合うのではなく、親和性の高い50倍以上のマーケットから新規の人口を作っていきたい。
二つ目、川から地域にお金が循環する仕組みを作りたい。
今、釣り人が川に来ても、渓流日券の1,000円、鮎日券の3,000円しかお金が動いていないんですね。
釣り人は結構いるのに、これはもったいないし、このままだとどんどん潰れていってしまう。
自分の周りを見ても、良心的な釣り人の方が多い、つまり「せっかくなら地域の商店や料理店で何かを買おう」とか「ガソリンは釣った場所で入れて帰ろう」という感じの人達です。
せっかくこんな人たちがいるのに、川のそばにお金をまわす仕組みを作らなければ、経済循環は起きません。
川があるだけではダメで、一定の投資をして、食事をする場所や宿泊をする場所、お土産を売る場所などが必要です。
川から地域にお金がまわりだせば、漁協の発言権も増しますし、もっと地域の人達も川に対して関心が出るはず。
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鮎は年券を買ってしまうと、あとはいくらでも釣ってしまうし、釣った鮎が冷凍庫の中で冷凍焼けして捨てられたりしています。
これはめちゃくちゃもったいないですね。
近場でいくと、郡上漁協や和良川漁協等、かなり運営体制がしっかりした漁協さんであれば独自の販売ルートを作り、天然鮎を流通させて有効活用出来ますが、規模が小さい漁協さんでは難しいのが現状です。
そこで、ClearWaterProjectで販売ルートを作り、各漁協さんにお金がまわる仕組みを作るのが「鮎つらら」の取り組みです。
関係する方々に以下の経済メリットが出るように考えています。
①釣り人から買い取る(釣り人メリット)
②店舗等に販売する(消費者メリット、天然鮎は流通させることも難しい)
③鮎が釣れた漁協に100円/匹キャッシュバック(漁協メリット)
最終的には川と鮎を守っている漁協さんにもお金がまわります。
これら2つの活動ともに、ボランティア活動では長続きしないので、きちんとClearWaterProjectの事業として成り立つようにする必要があります。
共通するチャレンジとしては、自分がリーダーとしてやるのではなく、若いメンバーにリーダーをしてもらうこと。
今まで色々やってきましたが、組織を活性化させるためには、自分がポジションをあけることが重要。リーダーとして仕事をすることと、一部で仕事をするのでは圧倒的に経験値が異なります。
実は少し(かなり?)寂しかったりするんですが、ClearWaterProjectがよりよい組織になるにはこれがいいんではないかと思っています。