白馬バックカントリー1/31

ようやく冷え込んできた1月末、白馬にバックカントリーへ。

天気はずっと小雪が降り続き、上部は極上パウダー、中間部はパウダー+クラスト、下部はxxというコンディションでした。

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ゲートでの雪崩危険度表示

まずは登れ、登れー!ですね(^^

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シールの調子が悪く、途中ツボ脚になっていたD

 

ドロップポイントでパシャリ。

たまーに陽が差す瞬間もあります。

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危険度がなかなか高い日だったので、念のため弱層テスト。

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さあ、上部の極上パウダーへ!!

ひゃっほー! って動画でもないですが苦笑

心の中では右の谷にもう2ターンくらい落としていきたかったんだけど、尾根から外れてはいけなかったのでなんとか我慢。

それでも「やべやべ、落とし過ぎた」みたいな感じで、この後少し苦労(^^;


白馬BC

 

続いて、中間部の疎林帯へ。この中は所々クラスト部分があったり地形変化があったりで面白いし難しい。

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GoProを持っていかなかったため、一々スマホを出すのが面倒だしバッテリー消費が激しく、写真や動画がない・・残念。

 

下部は大苦戦。

最後のルート選択をミスり、水が結構流れる沢に降りてしまう。

その後はほとんどつながっていないスノーブリッジをスキーで渡ったり、沢の側壁をスキーを担いでトラバース気味にクライムダウンしたり。

林道までの登りはDラッセルに大変お世話になり(頼もしい!)。

 

お手軽バックカントリーのつもりが結構刺激的な山行になっちゃいました(^^;

最後は定番?のヘッデンつけて暗い林道を滑り降りて、川の渡渉。

 

こういうのを考えると、やっぱバックカントリーはゲレンデスキーの延長ではなく、雪山登山の延長と考えた方がいいんだろうねー、なんて帰りの車の中で話す。

たぶんゲレンデスキーだけからバックカントリーに入ると、少しトラブった時にどうにもこうにもならなくなり、事故が増えちゃいますよね。

ゲレンデスキーとバックカントリーの中間に、最近はツリーランエリアが出来たり、ガイドが充実してきたりってのは事故を減らす良い選択肢なんでしょう。

 

次回は2500mくらいの無木立バーンをどーんと滑りたい。 

 

※ヘッデン下山になるのは、子供を学校に送り出した後に家を出発し、山に入るのは昼という毎度の事情も問題なんですが、これは仕方なし!

 

 

 

 

 

 

2020/2/1MasterTenkaraリリース

つりチケマガジンに書いたように、ようやくMasterTenkaraをリリースします。

 

2/1には以下URLで購入できるようになります。

https://vimeo.com/ondemand/mastertenkara/

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企画を始めてから2年半くらい、予定より1年遅れてようやくリリース出来ました(^^;

想像を大幅に超える紆余曲折っぷりでした。
思えば最初に会社投資としては製作出来なくなり、自己資金を捻出+関係メンバーの方にレベニューシェア方式でお願いしたところから始まった困難続きでしたが、何とかリリース出来てホッと一安心です。

 

元々2つの目的があり、2つ目は海外向けに日本のスタンダードなテンカラを伝えることなので、実は今がスタートラインでもあります。

英語版リリースに向けてもうひと頑張りです。

 

謹賀新年

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明けましておめでとうございます。
今年も川づくりに邁進します^_^

年末年始は石垣先生と数人のメンバーとで作っているテンカラ動画がだいぶ完成。

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PR動画サンプル

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動画イメージ

 

編集担当のこっしーが頑張ってくれました。
一時はホントに出せるの?とヒヤヒヤしたけど、二月にはリリース出来るはず。
これは実は英語版もリリースしたくて、ここからが正念場。

 

家族とは雪がない本州を脱出して北海道へ。
雪不足のシーズンでも北海道には雪があるある。
スキー、スノーシューそれぞれの道具でハイキングへ。

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下の子も途中でスキーしたいというので、スノーシューからスキーにはきかえたけど、残念ながら斜度不足かつ、BC用じゃないんで埋もる。
それでも新雪の中を歩き回り、嬉しそう。


あとはスキー場に行ったり、かまくら作ったり。
ザックを使わない方法で作りたいというから、斜面ないかなーと探すんだけど、宿近くにはなし。
仕方ないんで、雪山を作ってくり抜く方式で。

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完成した子供かまくら


二人とも満足の出来らしく、遭難したら絶対かまくら作る!と興奮してました笑
雪質によって作りやすさと快適さが違うし、入口の形状をもっと工夫したり、あと何回か作って実用化するといいんじゃないかなー。


段戸川関係では、今週danboにソファを搬入します。

さらにくつろぎ空間になるはず!

 

今年も仕事に遊びに目白押しで、楽しみな1年です。

 

20191220 大日ヶ岳 バックカントリー始め

忘年会の翌日、今年初のバックカントリーへ。

とはいえ、最初からどこに行っても雪がないことが予想されるため、ダメならスキー場でお茶を濁そうという計画で、近場の高鷲スノーパークからの大日ヶ岳へ。

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数本足慣らしした後に、早速大日ヶ岳へ登ってみる。

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予想外に雪が降っていて、ダメだろうとは言いつつ内心では「案外大日谷の吹き溜まりでは滑れたりして」と思ったり(^^

 

近いんで、ほどなく頂上に着くと・・・

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やっぱり雪がない。そう甘くない。

風で飛ばされてないとこでもこんなもん。

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残念ながら、お昼御飯を食べてすぐに撤収!

K林君のやる気ポーズも不発。

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ささっと下山。

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でも、夏道のブッシュがないとこを無理やり滑ってみる。

 

上から見ると若干パウダーのようにも見え、滑り方の判断に迷った自分は撃沈。

 練習あるのみということで、残りの時間はスキー場で普通に練習。

 

それでもシーズン初の雪山は静かで、誰にも会わずにしんしんと降る雪はとても落ち着きます。

冬山は静寂の世界でいいですね。

早く雪降って欲しいですけど(^^;

 

愛知川漁協の川づくり

今日は滋賀・愛知川漁協へ。

発眼卵放流、稚魚放流、最後は子供達とのペットボトル里親プロジェクトと盛り沢山です。

 

朝行くと面白いものを発見!

酸素ボンベ直結ではなく、軽トラバッテリー⇒インバーター⇒ブクブク(浄化槽用のブロワー)で輸送用の簡易活魚トラックを作っている。ナイスアイデアです。

AC電源用の結構容量の大きいブクブクを気軽に使えるっていいですね。

今度真似してみよう。

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まず軽トラバッテリー直結でインバーターを接続

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インバーターにACで動く大容量ブクブクを接続

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輸送用タンクには結構な酸素供給量

ちょっとした工夫ですが、素晴らしい。

以前、鮎のオトリ缶用のブクブクを何個か使って簡易的に運ぼうしたけど、浄化槽用のブロワーを使った方が断然良い。

良いものを見せて頂きました。

 

さてさて、肝心の放流作業。

最初は皆で発眼卵放流です。

去年は組合長とポケットマネーを出し合い少しだけ実施しましたが、ちゃんと効果があったので今年は漁協として15000粒を準備されていました。パワーアップ!

名倉川漁協と同じく、BOXを一ヶ所に固めて集中的にメンテし、1月後半から2月に各所に散らばす方式。

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卵って綺麗。

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その後は稚魚放流。

ボランティア含めて15人以上が、管轄各河川に散らばって放流していきます。

自分は初めての堂の後谷へ。

頑張れよ、と声掛けして稚魚を放す。

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最後は小学校の子供達にアマゴの里親になってもらうべく、説明。

持ってきてもらったペットボトルに一粒ずつアマゴの卵を入れて育ててもらう。

こちらが用意したクイズを思いのほか喜んでやってくれて嬉しかった。

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滋賀県水試 F岡さんからの説明

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アマゴクイズ、残念ながら全問正解者はなし!

 

この子供達の中から1人でも2人でもいいから、アマゴが好きになり渓流釣りをするようになってくれれば!

 

最後に。

子供イベントには新聞社がいくつか来ていたので、記事をペタ。

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秋の川づくり

秋は忙しい。

来年のために川に潜って魚影を調査したり、発眼卵放流をしたり。

禁漁期間に入って釣りは一休みになるが、来年のための準備が盛り沢山です(^^;

段戸川でおこなっている様子はC&R区間のブログに。

www.dandoriver.com

 

今週末は平谷湖でのチャリティテンカラ大会、来週は滋賀 愛知川漁協さまでの発眼卵放流、稚魚放流です。

 

どこでやることも来年のシーズン開始状況を想像するとワクワクしますね!

 

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段戸川C&R区間用の発眼卵放流の様子

 

段戸川C&R区間が出来るまで その5

段戸川C&R区間が出来るまで その4 の続き

 

最後に。

段戸川倶楽部のメーリングリストで「壮大な社会実験」という言葉が石垣先生から流れることがあった。

今は日本の至るところで、過去に作られた仕組みが古くなり、現在の実態にあわなくなっている。教育制度、地方自治制度、医療制度しかり。

この内水面をとりまく法制度と仕組みもまさにその一つだ。

それぞれの分野で理想像に適合するように再度仕組みと法律を作りなおす必要がある。

その過渡期をどういう方法で実現していくのか?

 

こと内水面であれば、次の仕組みが見えるモデルを何パターンか作ることが重要だと思う。そうすることで皆が共通ゴールをイメージできるようになる。

次に、そのモデルをベースに既存の仕組みと選択できるようにすること。

そして、最後に最適な仕組みに作り替えていけばよい。

モデルがないとどうしても議論が膠着してしまう。

 

ただし、モデルを作るにも、最初は背景となる法制度 / 仕組み等がないため、最初はかなり力技になる。

 今回で言えば、既存の仕組みでで考えると法制度にのっとた漁協へのサポートが存在するし、取り組みへの理解も得やすい。

 しかし、これを新しいスキームとして、段戸川C&R区間のように釣り人 / 漁協 / 企業が連携する形となると、サポートなどないし、まれに逆風も吹く。

(2014年の内水面漁業振興法をうまく使えればよいのだが・・)

 

それでも今は「段戸川に気持ちよく釣れる良いエリアを作る」、もう少しキャッチーな一般向けのメッセージでは「名古屋市内から1時間の場所にアマゴが1日10匹 釣れる川を(^^」という共通ゴールのために、関係者が動いている。

次の仕組みと法制度を作るためのこの「壮大な社会実験」、チャレンジングではあるが、是非楽しみながら参加してくれる釣り人や企業が増えてほしい。

 

 ちょっと大それたことを書いたが、自分自身「自分の家の近くにアマゴがたくさんいる良いエリアを作る」と考えると、単純にワクワクするし、それを人任せにせずに少しでも貢献出来ることはとても嬉しい。

日本の川はもっともっと豊かなはずだ。

小さな積み重ねこそが未来につながる。