2030年に通用する価値基準

カワサポの新しいサービス名称を検討しています。

そこに関して思うことをつらつらと。

今の世の中では何を基準に評価されるのか?

今の世の中の価値観は、ほとんどの物がお金や数字で換算され、評価されています。

「お金至上主義」「数字至上主義」「発展至上主義」ですね。

 

一方で、人間が生きる目的を「幸せに生きること」と考えると、お金だけではない要素が非常に重要になってきます。

例えば

  • 家族や友人、深いつながりをもつ人と過ごす時間
  • 住んでいる場所のまわりの自然環境
  • 健康
  • 人に感謝される、認められる
  • etc

 

お金や数字というのは、万人にとって非常にわかりやすいですよね。

良くなった、悪くなったを考える時にお金や数字を指標にとると、小学生でも簡単にわかるし他との比較も容易です。

 

一方で、例えば家族と過ごす時間がどのくらい自分にとって重要なのか、自然環境がどのくらい自分を豊かにしているのかって、明確に測定することがとても難しい。

 

これは、「お金至上主義」「競争至上主義」などが、世の中を席巻するとても重要なポイントです。

自分本来の価値観を考えずに、世の中に流されてしまうと、ほとんどの場合お金や数字で物事を評価してしまう。

 

個人レベルでもそうですし、国レベルのでも同じですよね。

今の安倍政権を見て、皆が何となく評価しているポイントは「アベノミクス」「株価上昇」と思います。

では、これを突き進めていくことで皆が幸せになるのか?と考えると、そもそもの評価軸が全体ではなく1要素に過ぎない「お金」「数字」になっているので、万が一GDPが2倍になっても、幸せになっている人はそういないんじゃないでしょうか。

 

ともあれ、私達が忙しい生活で考えることをやめると、お金と数字は魔力的にわかりやすいので流されてしまいます。

 

ここで一つ書いておきたいのは、僕は資本主義や経済、お金そものを否定するものでは全くないのです。

経済はモノやサービスを交換する仕組みとして必要ですし、安心して生活を送るための、一定レベルのお金も当然必要です。

問題は、僕達が物事を評価する時の価値基準が、「お金」「数字」だけになってしまっていることです。

 

この単一価値基準が、そこからそれたものを無にしてしまい、競争社会/希薄な人のつながり/希薄な自然とのつながり、など社会的な閉塞感につながっているのではないのかな。

 

今、自分の子供が5歳です。

この子供達が成人する2030年くらいには、「お金」「数字」だけでなく多様な価値基準で評価される社会が出来上がっていると良いなあと思います。

そのためには、僕達の世代がきちんと考えていくことでしょう。

 

世界を見てみると

参考に、世界を見渡すと、国レベルでお金、つまりGDPではなく自国を評価しようとしている例ですぐに思い当たるのはブータンでしょう。

GNH:国民総幸福量 で国の発展度合を測り、政策の中心においています。

詳細は

国民総幸福量 - Wikipedia

などをご覧頂くとして、GDPのみで発展度合を測る社会に一石を投じています。

 

2005年のブータン国勢調査で97%の人が「あなたは幸せですか?」という問いに「はい」と答えたのに対し、2010年にはその割合が40%程度まで減少したことなどをはじめとして、賛否両論ある状況でもあります。

 

でも、以下2点でブータンの例はとても興味深いです。

  1. 「数字」はどうとでもなる
  2. 「心理的幸福」「文化」「教育」など、「GDP(お金)」に換算出来ないものも価値の基準になっている

 

 1、についてブータンではGNHとして心理的幸福なども価値基準にしているのですが、質問への回答を数値化しています。

前述した「あなたは幸せですか?」と言う質問が、2005年から2010年で97%から40%程度まで下がったというのは、回答候補に問題があったと言われています。

2005年は「非常に幸福 」「幸福 」「非常に幸福とはいえない 」の3択が回答として用意され、どちらとも言えないという項目が用意されていなかった。

このため、回答は「非常に幸福 」「幸福 」に偏り、この2回答を足したパーセンテージが97%とされていました。

 

一方で、2010年は11段階の回答が用意されていました。

97%から40%程度まで下がったと言っても、意味合いが全く違うのです。

要は、意図して意図せずしては別にして、「数字」は作り方でどうとでもなる、という例だと思います。

前提など考慮せず、数字だけが一人歩きすると要注意ですね。

 

次に2、について、上記のようなことなどで賛否両論あったとしても、「心理的幸福」「文化」「教育」など、「GDP(お金)」に換算出来ないものも含めて価値を判断しているというのは、紛れもない事実なのです。

 

面白い国ですねー。

ブータンは物質的な成長を積むことが必ずしも幸福と結びつくわけではないと主張し、これまでのGDPとは別の方法で考えようとして、GNHを使っているそうです。

結果の数字はどうあれ、心理的幸福なども入れて測っていることが良いですね。

 

ブータンの例を参考にしつつ、それぞれの国や個人が「お金」「数字」だけに依存しない、多様な価値基準を作っていけばよいのではないでしょうか。

 

カワサポの新サービス名称

 ようやく話が戻ってきました(^^;

今、カワサポの登録団体のキーワードをざっと並べると以下です。

  • 人/モノのつながり再生
  • 生きものの棲む環境再生
  • 地域活性化
  • 一次産業(農業、林業)
  • 川を始めとした自然の再生
  • 土地の再生

今は「川を起点に流域(山・川・海)を良くするクラウドファンディング」として、カワサポという名称にしているので、明らかにサービスの枠を登録団体の概念が超えてしまっています(^^;

 

考え直さねば。

 

ただし、まだ世の中でオーサライズされていない前述のような多様な価値基準を考える上で、上記キーワードを検討しないといけないのは、おそらく間違えないでしょう。

これらのキーワードはお金にはなりにくいし、お金にしようとした時に効率が悪いために排除されてきましたが、今後は重要になってくるでしょう。

 

だからこそ、各団体の方にお会いすると惹かれてしまいます。

 

どの団体も今は様々なことを模索し、もがいます。

そして、私達のサービスは「2030年に通用する価値基準を模索している団体を応援する」仕組みでありたい。

「お金」「数字」に依存しない、多様な価値基準を実験するために役に立つサービスでありたい。

 

子供達の世代の価値基準を作るんで、ワクワクするサービス名称がいいですね~。

社内で代表 瀬川さん中心に検討中ですが、いずれ発表します。

 

ちなみに個人ネタでいくと、僕はCWPに入ることで年収は減っていますが、家族と過ごす時間/自然の中で遊ぶ時間/新しい仕組みを作る時間が増えて、とても幸福感を感じています。自分が不幸だったら説得感ないですからね。笑

 

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