ClearWaterProjectとは

結構色んな方からよく言われる話、「ClearWaterProjectって何なの?」

 

おそらく外部から見たら本当に意味不明なんじゃないですかね。笑

 

フルタイムの社員はたったの5人ですが、めいいっぱい手を広げいます。

これだけ広げると、外から見ているとそれはカオスでしょう。

 

自分達としては、めいいっぱい広げてきて、ようやく

子供達が目を輝かせて飛び込んでいくような川、海、湖を未来の世代に。

という 目的にそった活動が出来そうな感触を持ち始めました。

 

つまりは、

  1. 川遊びマップや、リアルな川遊びイベントで水辺のファンを作り、環境を下支えする人の数を増やす
  2. カワサポやAQMAPを通じて、今も各地で日々奮闘している山・川・海の団体を支援する(項1、の人の何割かが支援するようになるイメージ)
  3. 小さな自然再生などに関する現場業務に関わり、AQMAPやカワサポの改善に役立てる

 

公共的なイメージのある 水環境分野において、民間のITサービスで継続的に収益があがり、世の中の役に立っているサービスは存在しないわけですから、単にITサービスだけを開発していても、そう簡単に役に立つものは出来ません。

 

役に立つものにするためには現場を知り、現場のエッセンスをサービスに還元するという流れは不可欠です。

 

まだ今やっていることは、どれも未完成のものばかりですが、これらの精度をあげていけば、目的に近づくんじゃないか。

 

こちらにも外部の方が取材してくれ、「ClearWaterProjectって何?」を掘り下げてくれている記事があります。

 

info.dochubu.com

 

よくまとまっていると思います。

 

2年半前は完全手探りでしたが、おぼろげながら形が見えてきて、それに突き進んでいくのは楽しいものです。

 

子供にリスクのある遊びをさせよう。

僕の子育て基本方針の一つです。

「子供にリスクのある遊びをさせよう。」

 

例として冬期クライミング

登山やクライミングをしているとよく感じること。

「小さなリスクを経験しておくことで、大きな事故にあわないようになる。」

 

例えば、3000mくらいの山で冬にクライミングをしたいとすると、こんな感じで練習していきます。

  1. 雪がない無雪期に日帰りで低山に登る
  2. 雪がない無雪期に1泊2日で2000m級の山に登る
  3. 雪がない無雪期にボルダリングフリークライミングをする(クライミング/ロープワーク習得)
  4. 雪のある時期に、低山に登る
  5. 雪がある時期に1泊2日で2000m級の山に登る
  6. 雪がある時期に低山でアイゼンなどをつけてクライミングする(俗に言うアイトレ)
  7. 雪がある時期に泊りで簡単なクライミングをする
  8. 雪がある時期に泊りで3000mくらいの山でクライミングをする

人によって順番は入れ替わったり、同じ項目を何度も繰り返したり、項目を追加したりしますが、概ねみんなこんなプロセスをふんでいると思います。

 

要はリスクの許容範囲を少しずつあげていくと、大きな事故がおこる前に察知できる「野生のカン」が働くようになると思うのです。

 

最初からNo8をやろうとすると、何が安全で何が危険なのか判断出来ないために、大きな事故にあうでしょう。

でもプロセスをふんで、リスクをあげていくと、「あ、自分はこれ以上はヤバいな」というのが感覚としてわかるようになります。

 

子育てでは

翻って子育て。

公園からジャングルジムがどんどん取り除かれたり、少し危ないアスレチック器具が撤去されたりする昨今ですが、やっぱりリスクのある遊びはさせたいなと思います。

登山だけが特別なんじゃなくて、人生全般においてリスクだらけだし、それを親が全て回避させてあげようなんて無理な話(^^;

それなら、リスクを許容範囲内に抑えて、少しずつ許容範囲をあげていくような考え方を教えてあげといた方がよほど逞しく育つのではと思う。

骨折くらいまではいいんじゃないですかね。

 

例えば、スキーでいけばうちの子はゲレンデで3回くらいしか滑ったことないけど、すぐに外に連れていってしまいます。

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 大人の道具と違ってヒールも固定されているし、すべり止めのシールもないし、大変そうですが、とても楽しそうです(^^

歩いていて鹿がいたり、カモシカがいたり。

その代り、スキー場ではないんで、自分の身は自分で守る必要があります。

最初は車や、宿泊地から近いとこを散策する程度。そうしていると天気が悪い時にプチ吹雪にあったり、逆に良い日に雪崩がおこりそうな雪質を教えてあげたりします。

 

適度なリスクです。

 

てな具合に適度なリスクを与えて、許容できるリスクの範囲を察知できるようになり、逞しく育ってくれると嬉しいなーと。

大きなことをやるのに、リスクを許容範囲にきっていくのは、どんな分野でも同じかなと思います。

 

これは完全蛇足の参考ですが、大人の山スキービンディングはヒールが自由でこんな感じに歩けます。よく「ズルい!」と言われます(^^;

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 子供用のも買ってあげたいけど、まだサイズがないんですよねー。と言い訳。

あ、でも子供を外に連れ出すのは、自分がスキー場ではないところに行きたいからという個人的理由もとても大きいのですが。

 

雪、氷、クライミング

2015年2月25日、御在所 藤内沢をつめ、3ルンゼでアイスクライミング

なんとか、今週末まで持つかな?という氷具合でした。

2ルンゼでもトップロープ張ってアイスしているパーティーがいた。

 

ロープウェイ駅から登りはじめ、最初は雪なし、RiverTimesですから川。

自然のステップ&プールは美しい(^^

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藤内沢に入り、1ルンゼ中又を見上げて小休止。まだ登れますね。明日の雨後だとどうかな?

今日は一人なんで1ルンゼは登らず、3ルンゼへ。

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ご飯食べて、ギアを装着。

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後は藤内沢をつめながら、たまにクライミングする楽しい時間の始まりです。

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町を見下ろして登っていくのは御在所ならでは。

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 3ルンゼ、貸し切り。1時間ちょっと一人で登ってクライムダウンしたりトラバースしたり。楽しいですねー。

だいぶ雪に氷が埋まってしまっているのと、暖かさで氷は溶け始めている感じ。

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氷の洞穴。

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これを越えれば頂上。

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 太陽が見えてきた!

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頂上はロープウェイ駅周辺で人が結構いるんで割愛です(^^;

名古屋から1時間半でこれて、プチアイス、プチアルパインを楽しめるんだから御在所はやっぱり良いとこですね!

 

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一般社団法人と株式会社は2法人体制がよい?!

前の記事の流れを受けて、2法人体制について書いてみます。

 

まずは背景的な事から。

以下は一般社団法人/一般財団法人(合わせて一般法人)とNPO法人の設立数の推移です。

 

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引用:クローズアップ|非営利法人データベースシステム-NOPODAS

 

2008年の法施工より、一般市民が非営利活動・公益活動を行う為に比較的容易に設立できる法人の種類が、「NPO法人」のみから、
NPO法人
一般社団法人
一般財団法人
と増えたこともあり、非営利セクターの法人数はかなり増大しています。

少し古いデータなので、現在はこの傾向がもっと強くなっていると思われます。

 

「お金に縛られず、社会に役立つことをしたい」という人が増えていると捉えることが出来るので、素晴らしいですね!

 

ただ、運営実態としてはどこもかなり厳しいものでしょう。

当然ですよね、「営利企業が手を出しにくい(つまり儲けにくい)、行政も手を出しにくい、けれどやるべき分野」で事業を行うことが多いのですから。

 

ClearWaterProjectの例で見ても、ミッションは「子供達が目を輝かせて飛び込んでいくような海、川、湖を未来の世代に」で、それを実現するITサービスを作ることが業務です。

なかなか儲けそうにないです(^^;

瀬川さん、よく始めてくれました! そしてそこにおかしな人が何人も集まった(笑)

 

普通に起業しても1年以内に30-40%くらいが廃業するんですから、非営利セクターだともっと高いはずです(データ拾えず)。

そもそもみんな儲けようという概念は薄く、「ある程度の生活が維持出来るレベルで社会の役に立つことをやりたい」と考えている人が多いはずですが、「ある程度」も非営利セクターでは難しい。

 

では、どうやって生き残っていくのか?

 

2法人体制

私達の例でいくと、メンバーがIT系の技術者出身のものが多かったため、一般社団法人ClearWaterProjectとして展開しているサービス「AQMAP」「川遊びマップ」「カワサポ」3事業の他に、株式会社として別のシステム開発を請け負ったり、人事給与/会計システムコンサルタントをやったりしています。

 

元々簡単にはお金にはならない分野に新規で入っていくんですから、非営利セクターで生活が出来るようになるまで、すごく時間がかかるケースが多いと思われます。

 

その時に、非営利セクターだけでなく、持っている自分達のスキルを活かして株式会社も設立しておくと、以下のメリットがあります。

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◆1、非営利セクターで会社を維持できるようになるまでの運転資金を株式会社の仕事から得る

◆2、株式会社なので、外部資本を入れることが出来る(NPO法人や一般法人は無理)

◆3、長い期間を成功なしで耐えられる

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1、についてClearWaterProjectのように、社名に特別な意味があると、営利セクターの仕事はなかなかやりにくいです。

 

2、について、よく非営利セクターの法人が大きく成長しない理由にもあがっていますが、確かに売上規模が2,000万に到達するくらいの成長フェーズに入った後に事業を拡大するのに外部資本を入れれないのは痛手です。

 

3、について、あまり他で触れられていないですが、私個人的には結構重要と思っています。

前述のように、非営利セクターではある程度もなかなか難しく、最初はメンバー全員がやる気に満ちていても、「どこに話をしにいってもNG」という状況が続くと閉塞感が漂いまくり、一人また一人と離れていくことになります。

この時、別事業で運転資金を稼げるとどうでしょうか。

お金を頂けるというのは、つまり誰かに価値を感じられるわけですから、小さな自信の回復になります。(小さいですが重要!)

そして、運転資金は稼げるのですから、本業の非営利セクター事業でなかなか結果が出なくても長い目で見る余裕が生まれます。

 

反対に会計処理が二重になったり、組織運営工数増加というデメリットもあると思いますが、やはりメリットの方が大きい気がします。

 

ちなみに、私が夜遅く仕事をしている理由は、昼は営利セクターの仕事が多く(週2-3日)、夜にClearWaterProjectの仕事をしているからです。

 

今後、非営利セクターでNPO一般社団法人などを設立する方は、是非現在持っているスキルを活かしながら、会社をうまく軌道にのせることを模索してみてはどうでしょうか。

 

私達もいつも全速力で走り続けて、何とか生きている感じですので、まったく偉そうなことは言えないのですが、方法論としてはありだと思います!

 

ClearWaterProject的 ライフスタイル

さてさて、最近何人かの方から「いつも遅くまでやっててご苦労様です!」と言われることがあったので(^^;

 

会社員として働いているころはこんなこと言われたことなかったので、有難い限りなのですが、自分としては楽しんでやっています。

理由は2つあるのですが、

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1、一般社団法人と株式会社の2法人体制であること

2、子供と過ごす時間があるから

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1、は長くなるので別に回して2、について書いてみます。

 

私の最近の生活はこんな感じ。

 

17時 仕事を一旦終了して家に帰る。

   子供を保育園に迎えに行ったり、買い物して帰ったり。

18時 ほぼ必ず家族4人で晩御飯

   子供と遊ぶ

20時 子供と寝る

   翌日のご飯を作る

21時 仕事開始!(もう少し遅くなることもよくあるけど)

23時 早めに寝るか、本を読む

 

「遅くまで・・・」と言っても、毎日18時から20時までは、みんなが仕事している時間に子供とめいいっぱい遊んでいるのです。

 

そして、この時間は最高。

子供も保育園から帰ってきて、おとうさんおかあさんと過ごせるから大盛り上がりです。

5歳の上の子は、保育園での武勇伝を毎日マシンガントークです。

やれ、今日はあやとびうさぎチームになっただの、xxちゃんと秘密の手紙交換をしただの。

一割くらいハッタリ話も混ぜてくるのですが、それを「そりゃウソだろ」と言い当てるのも面白い。とにかくイキイキしてますね。

2歳の下の子も、まだ言葉がはっきりしないもののお構いなしにあーだこーだチャチャを入れてきます。

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  楽しいですよ、この生活スタイル。おススメです。

 夜仕事をしていると言っても、一度脳がリフレッシュするんで苦になりません。

 

そして、私が言うまでもなく、この時期は子供にとってもとても重要です。

 

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上の図は脳重量の発達曲線です。
もちろん重量の発達ですので‘質’の発達とは違いますが、 幼児期(0~5才)に脳のかなりの部分がつくられます。
この時期の勉強を勧めるのではなく、豊かな体験をして、それを表現するということを手伝ってあげたいなと思います。

 

日本全国の親子がこれをやれば楽しい日本の出来上がりです、たぶん。

ClearWaterProjectには子供がいるメンバーが3人いますが、皆同じような生活をおくっている模様です(^^